ー大切な記憶

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うるしじゃないよ。うるし 。さん (8886t07n)2022/2/22 00:19 (No.15413)削除
※これはすべて物語、サミュエル本人には関係ありません。
二次創作だと思って読んでください。
ただのうるし。が書いた性癖まみれのサミュの二次創作です。
この内容が也に関わってくることは今後一切ありません。
ご了承ください。






HO とは?
RPG(TRPG)で使われる道具の一つ。 ゲームプレイに必要な事前情報などをまとめた紙片を指す。
簡単に言えば、そのキャラに伝える”事前情報”ということだ。ここでのPC(キャラ)はPL(中の人)とそのPC(キャラ)本人とする。云わば、全員と定義する。




HO 1:彼の名はSamuel = Renard。元天使。
彼にとって、元天使という種族はとても重く背中にのしかかった。天使の翼よりも、だ。
彼という存在はこの国では元天使、所謂人権のないただの汚い人間として定義されている。人の世を守るための天使という存在さえも、人として定義しない元天使だ。なんとも言えない惰性で生きている。人という存在より価値がないモノ。そのモノさえも人間だというのに。人というものは馬鹿で、阿呆な奴らばかり。醜く、厚かましい。そんな綺麗の欠片もない人間より、天使だった元天使の方が綺麗なのでは、と考える彼。何が神だ、何が悪魔だ、何が天使だ、何が人間だ。

1番今輝いているのは

『彼らがいちばん望まない綺麗な死に方をしようとしている元天使、Samuel = Renardだ。』

暴力を振られようと、濡れ衣を着させられても、性処理として使われても彼は笑顔で笑っている。

彼を奴隷として扱う人間をこれから、『プレイヤー』と定義をしよう。プレイヤーは周りの目を憚らず、彼に手を出す。彼はなんと思っていなく、されるがままだ。
そのプレイヤーは今、Samuel = Renardというキャラクターで遊んでいるのと一緒だ。ゲームの世界でも、プレイヤーとゲームキャラというのはそういうもので、
プレイヤーが選んだゲームキャラで遊ぶ。そして、そのゲームキャラはプレイヤーの指示がないと何も動けない。今起きている現象はそれと一緒だ。
それだけじゃプレイヤーは全く楽しくない。
だから、彼、Samuel = Renardというゲームキャラクターは自らアクションを起こすのだ。彼の中でCommandを書き換えて「涙目 女顔 震えた声」と変換する。そうすると何が起こるか。プレイヤーがその行動にそそられてヒートアップするのだ。なんとも単純なプレイヤーに限るが。そうやって彼はこの世を楽しんでいる。
でも、もし、Samuel = Renardがプレイアブルキャラクターだった場合はどうなる?
プレイアブルキャラクターとは、プレイヤーが操作できるキャラクターのことだ。つまり、ゲームの世界ということ。現状、ここの世界が仮想空間だろうと、なんだろうと、ゲームの世界ではないことは確かだ。定義された中で生きているSamuel = Renardという人物なのだから。
だが、私たち、そう、今この記述を見ているPL(中の人)もしくは、この記述を書いている人物をプレイヤーと定義し、Samuel = Renardがキャラクターの場合、Samuel = Renardはプレイアブルキャラクターになるのだ。

彼自身が思っていることをおさらいしよう。前述で

だから、彼、Samuel = Renardというゲームキャラクターは自らアクションを起こすのだ。彼の中でCommandを書き換えて「涙目 女顔 震えた声」と変換する。そうすると何が起こるか。プレイヤーがその行動にそそられてヒートアップするのだ。なんとも単純なプレイヤーに限るが。そうやって彼はこの世を楽しんでいる。

と書いた。

彼自身は自らアクションを起こす、と書いてあるが、結局Samuel = RenardのPL、うるし。が書いたことであって、彼自身が決めたことではない。
となると、彼もまたプレイアブルキャラクターということになる。

最初に書いた、今1番輝いているのはSamuel = Renardという文章にも亀裂が入る。なぜなら

今1番輝いていると定義した
Samuel = Renardという人物は
架空のプレイアブルキャラクターなのだから

なんとも無慈悲で、可哀想な彼は、彼自身の考え、心境で動くことは許されず、PLのうるし。にしか動かせることのできないただのキャラクターに過ぎない。
彼は幸せな道を進めるかどうなはPLのうるし。次第ということ。彼の判断は元から無い。

Samuel = Renardという存在定義というものは確立していないのだ。












この記述を書いているのは____。
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芋/参加希望さん (886yua7i)2022/2/17 22:32 (No.15036)削除
過去ソロル的なものです…!
続きます!



【温室と花_showcase】

「可愛い可愛い、私の愛し子
どうか汚れも穢れも知らずに死んで
私は貴方を愛してる」

そう言われて、目には視界を塞ぐ布を巻かれる。

「貴方の瞳は特別よ、そんな簡単に曝していては
取って喰われてしまうわ」

蜂蜜のように甘く蕩ける声が耳にねっとりと絡まる。それを不快にも感じなければ快にも感じない。
だってそれしか自分は知らないから。

両腕も両足も翼も体も心も、おれの持つ全ては
彼女の物だった。腕は縛られ足は鎖に繋げられ派手できらびやかな衣装を着せられ甘い香水を掛けられる。

グレースケールのレース生地がたっぷりと重なったワンピースのような長いフィッシュテールスカートのようなトップスに鮮烈な赤のスラックスとループタイが温度のないコンクリートの部屋と白く細い腕によく映えていた。

布を外して鏡越しで見せられた自分の姿は男なのか、女なのか、天使なのか悪魔なのかよくわからないものが写されている。かつて人々が手を伸ばし崇めていた神というのはこういうものだったのかもしれない。

そんなおれの姿。
彼女はそれを美しい、芸術的だ、というからそうなのだろう。

そしていつものように彼女は言う

「素敵よ、デジール。愛しているわ」

おれは、返した

「僕も、愛してる、ママ」

あれ、ママって誰?

───────

食事を運ばれ食べさせられる。自分で食べたことはない。それが普通だと思っていた。一度、彼女に言ってみたのだ
「自分で食べたい」
と、そしたら彼女はおれの頬を打った。力強く甲高い音を発しながら。その高さをさらに上回るようなハイトーンソプラノで彼女は言う。

「なにを言っているのデジール!ママが愛を込めて食べさせてあげてるのよ!?自分で食べるなんて……貴方がそんなことをする必要はないわ!
なんでママを拒絶するの!?いい?絶対そんなことを言わないでママを悲しませないで……」

「はい、ママ」

おれは痛みと、おれが得れそうだったなにかを失った感覚を感じながらそう答えた。

「ごめんね……ママも怒りたくないわ…醜い姿を見せてごめんなさい……ママを許して…でも貴方を愛しているのよ……」

彼女は悲しそうに言いおれのおでこにキスをした。

「ううん、ママは綺麗だよ。僕もママを愛してる」

彼女は満足そうに笑った。

───────

彼女が笑えというから笑う。
彼女が泣けといえば泣く。
彼女が翼を捥ぐなら受け入れる。

そんな生き方。
彼女は愛していておれのためにしているから。
おれもそれを受け入れる。

愛ってなんだろう?わからないや。

───────

10歳の誕生日。おれの部屋に誰かが来た。
男、女、色んな声がする。

恍惚としたような声で皆、口々に美しいだの綺麗だの言う。
彼女以外の人間が部屋にはいるなどはじめての事だ覆われた目からその人々を見ることもできずただただ不安で体を硬直させる。
近づかないでくれ。

「美しいでしょう?我が子は
もっと近づいてみてください
触れてはいけませんよ」

足音と気配が近づきさらに体を強張らせる。
息づかいにねっとりとでも突き刺すようなしつこい視線が肌を刺す。

このコンクリートでできた牢獄のような自室は彼女の愛で作った温室。
おれは、彼女からの偏った愛のみを接種して生きる花。

違う例えを使うならショーケースと人形。

愛は誰かのためを思ってする事。
これは誰のため?
おれ?彼女?それともこの人達?
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