蘭
蘭さん (886k1egx)2022/2/20 17:57 (No.15251)削除「生きたいとは思えないけど、死にたいとも思えない」
【名前】Lucitaria=Burton(ルシタリア=バートン)
【性別】男
【種族】元天使
【年齢】23(自称)
【性格】
彼に対する性格の特徴を1つだけ唱えるとするなら、それは常人の域を逸脱した"胆力"にある。生まれついてから逸脱した胆力を持っていた訳では無い。ただ、彼の場合は様々な紆余曲折を経た故の、残りカスのような結果にすぎない。"あの時"以上に悪くなる事など早々無いのだし、人間だとか悪魔だとか天使だとか、外の世界に怯えていても仕方ないのだし、弾圧され隷属する運命から逃れられぬ自分だからこそ諦めてしまった。味わった絶望という釣り瓶は深く、そして暗いのである。なまじメンタルが金剛石故に、人よりも"人間らしい"と言えるのかもしれない。故に彼は心折れぬ。そんな彼に残された"よすが"とはなんなのだろうか。
優しいか優しくないかと問われてしまえば「意地悪だが優しい」と答える人は多いという。胆力があり肝っ玉が据わっている分、並大抵のことではあまり動じる様子が見られないが、根が真っ白で素直な為、年齢とは似ても似つかない子供らしい1面も垣間見える。故に、自暴自棄に走ることも多いようだ。
しかし、そんな彼でもこの世界を生きる為に身につけたクズな部分は備わっているらしい。生きる為なら他者の命を弄んでも構わない、面倒になったら"葬魂"すればいいだけの話なのだから。この世界で命のひとつが消えてしまったところで、誰も気にとめやしない。もちろん、それは彼自身にも当てはまる。"昔の出来事"のおかけで、今でも色褪せることの無い思い出という名の記憶はアルバムに刻まれた1ページの中に、そして褪せた記憶は血の色をした文字で綴られ真新しく、真綿のような棘を孕む。彼は元天使にはやたら優しく慈愛を見せ、しかし必要であれば率先的に殺めるようだ。そこに理由は特に無いらしい。ただ、愛してるから殺す。その一方で、人間や悪魔にはどことなく冷たく、天使に対しては"哀れみ"を抱くのだが、殺めてしまおうという気持ちにはならないらしい。そこにある矛盾、そして純粋な心を人は「同族嫌悪」と呼ぶ。
【容姿】黒という名の漆黒は、何処か人工的な色をしており"染めた"ということが一目瞭然だ。元の色が何を示しており、そして見たくないものとして彼が変えてしまったのかは謎のまま。少々乱雑に切られたそれはロクな手入れなどされておらず、前髪ともみあげの3箇所のみ伸びている。顔立ちは酷く整っているのだが、言動のせいで台無し。睫毛が長いせいか、シン、と静まり返った空間では瞬きをするとパチパチと音が鳴る。煩わしい。瞳はどうすることも出来なかったのか、月のような金色をしており、それは月明かりで淡く光ると同時に、太陽の陽射しで夕暮れのようになるとか。しかし、今はあの世とこの世が常に交わる"黄昏時"のみの世界、彼の瞳は良くも悪くも光の加減で黄昏時のような暗闇を映している。白い陶器のような肌は最早病人のそれ、細く長い手足からは想像も出来ないほどの怪力を有しているようだが、発揮される場面は少ない。弓を扱う為か、手のひらを半分程隠す程度の革手袋を着用しており、よく見れば少し草臥れている。愛用している証拠なのだろう。身長は165cmと小柄。体躯も合間り少々頼りなく見えてしまう。黒の肌着はノースリーブ、動きやすさと涼しさを優先したらしい。その上にファーの着いた真っ赤なレザーコートを羽織る程度のオシャレ意識はあるらしい。両耳に携えた金の輪のピアスは"最初に葬儀を行った際に金品と引き換えにいただいたもの"らしく、思い入れが無いにも関わらず着用。無頓智とは言い難い。ベルトを2本巻き付けたズボンはシンプルだ。コート裏の腰元に2本の弓剣を隠しており一目見ただけでは手ぶらに見える。
【魔法】
『祈りの代償 -Labyrinth-』
──いつ終わるの?
自身の"寿命"を魔力へと変換させる諸刃の剣。必要に迫られた時にだけ使用する"生きる為に生きる時間を捨てる"魔法だ。なんとも矛盾した力ではあるものの、特異な特徴の一つに、己の寿命を対価に相手に魔力を分け与える事もできる。
彼に残された時間は、果たして幾許なのだろうか。
『葬魂の慈悲 -Soul Eater-』
──無条件の愛、つまりI Love You.
単純明快に言うなら「灼熱の劫火」である。彼曰く、以前は命の尽くを焼き尽くすまで永続して燃やし続けることが出来たと言っているが、今ではそんな事死んだって出来やしない。残念かな、そんな事を言っても全く信用されない。そもそも、燃やし続けることが出来る理由の1つが"命の時間"という火種が必要という点と、己が"天使"でなければならないからである。"元天使"にそんな芸当出来やしないのだし、人間として生活しているのならタチの悪い冗談と受け取られて当然なのだ。そんな彼が堕ちた瞬間に残ったのは、天使だった頃の残りカスで造られた劫火で形成された鎌くらいである。魂喰らいの劫火の鎌は、魔法を使用している間にだけ使用することが出来るが、連なる条件として「使用するにあたって対象の血」が必要。血に触れれば「相手の命の時間」に反応し、劫火の鎌が形成される。もちろん、それは"己の血"でも良いのだ。
刈り取る命は慈愛の象徴。曰く「Tamen tē amō.」
──それでも君を愛す。
【武器】弓剣
仕掛けにより弓にもなる両刃式の剣2本。両手に持てば双剣になり、柄を合わせれば弓へと転じられる物。弦と矢は己の魔力で生み出す事が出来る。
「え?弓は射るものだって?やだなぁ、弓は斬るものだろ?…まぁ剣も弓も苦手なんだけどさ。魔法の方が得意、って感じ」
【備考】
本人もドン引きしてしまう程の霊媒・霊感体質。これは彼が扱う魔法に起因するもので、それは唯一残った彼自身のただ一つの証明の他ならない。
あらゆる天使の上に立つ存在、天使長「ルシファー」であった事の証明なのだ。しかし、今の彼は"元天使"。つまり、そんな肩書きは遠い昔の話なのである。ちなみにその頃からのあだ名は「ファーさん」である。
体質故か、彼が人差し指と親指で「窓」を作るとそこには…。
「視るかい?」
【SV】「どぉもぉ〜!葬魂葬儀葬送屋のルシタリアくんでぇす。……え、葬儀屋に見えない…?」
「遺体があるって聞いたんだけど、それってお前?それともお前?」
「ピースじゃねぇよ2万寄越せって意味だよ」
「営業時間外の営業妨害断固拒否、定時退社がモットーなんで残業しません。けど、なにか?」
「I Love You.」
「え、将来オレに葬儀をしてほしいって?やーなこった!未来の取り立てなんて拒否拒否〜!ついでにあかんべーしてやるよ」
「いーーっだ!面倒ごとはゴメンだね!ブラック企業じゃあるまいし、中指立ててやるよ!!」
「赤って格好よくない?好きなんだよな、嫌いでもあるけど」
「オレは基本的に誰も信じちゃいない。その代わりと言っちゃ何だが…心の底から愛してるぜ」
「無理ー!!嫌すぎーー!!!」
【職業】葬儀屋、ギルド(下っ端)
【好きなもの/嫌いなもの】
好き
嗜好品(酒やタバコなど)、葬魂、葬儀、サボること
嫌い
面倒な事、姉、仕えていた主神、人間、ギルドマスター、アガルタ、世界、裏切り、深淵、野菜(特に人参)、晴れ晴れとした晴天
【過去】「両手で器を作っても、手の中に残る水なんてたかが知れている」
「そうして零れた水を掬い出そうとして」
「結局、自分も零れて消えていくんだ」
「被造物は造物主を無条件に信頼し、無条件の愛を注ぐ」
「けど、造物主は、被造物を愛しはしない」
「仲間の死に際に現れるオレの姿はきっと死神だろうさ」
「造られた意味が知りたい、何のために生まれたのかその意味が知りたい」
「そうした"信仰"を信じてたんだ」
「生きとし生けるものが、死を迎えるその瞬間まで…命の尽くを業火で焼いたことはある?」
「オレはあるよ」
「人間にも主神にも、愛されてたからね」
「…お前はさ、愛する人のために…その愛を手放すことができる?」
【主に出没する場所】ゲドランタ、アガルタ、ルオン都市より離れた辺境にある廃村「ファエル教会跡地」によく出没する
「こんな掃き溜めに、何の用だい?」
「ここは、戦争終結の際に真っ先に蹂躙された"天使ルシファー"と主神を信仰していた教会だぜ?」
「さっさと帰んな。元天使って疑いかけられちまうぞー?」
【関係募集】
ルシタリアの姉(天使でも元天使でも可)
友人(種族問わず)
同じギルドの仲間で相棒(種族問わず)
葬儀屋見習い兼弟子(種族問わず)
メーカーさんよりお借り致しました!(https://picrew.me/share?cd=h0Gc9xLm5S)